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オフィダンの新曲アポトーシスのMVの意味考察!撮影地はどこ?

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今回は、大人気バンド「official髭男dism」さんの新曲「アポトーシス」のMVについて考えてみました!

皆さんは、official髭男dismさんの「アポトーシス」、もうお聞きになりましたか?

初めて聞いたときに、「なんて神々しい曲なんだ…」と衝撃を受けた、まさに神曲だと思います!

まだ聞いたことがない方は、ぜひ聞いてみてください!

そんな神曲「アポトーシス」、美しいメロディと歌詞はもちろんなのですが、MVもとても興味深い内容になっています。

考える考えるほど、「アポトーシス」の魅力をさらに引き出すMVだということが分かりました!

 

オフィダンの新曲アポトーシスのMVの意味考察!

結論から言います!

私としては、このMVは走馬灯なのではないかと思います。

「アポトーシス」とは、生物学の用語で「プログラム化された細胞の死」を表す言葉です。

歌詞も、「人の死」について描写されており、少し悲しい内容になっています。

 

歌詞とは逆に生を感じるMV

そんな新曲「アポトーシス」のMVを見てみると、あるギャップに気づくのではないでしょうか?

曲名や歌詞とは逆に、「生を感じる」内容になっているということです。

MVでは、若者・中年・高齢の異なる年齢層の人たちがそれぞれ4人ずつ登場します。

とりわけ、それぞれの世代から一名ずつが、ピックアップされて登場します。

  • 若者世代→ロングヘアの女性(以下、女性)
  • 中年世代→デニムジャケットを着た男性(以下、おじさん)
  • 高齢世代→白髪交じりの髪を結ったおじいさん(以下、おじいさん)

彼らは日々の生活を充実させており、とても楽しそうな様子です。

「死」を表す曲名とは真逆で、とても生き生きと、楽しそうなMVになっているんです。

このギャップから、「アポトーシス」という作品が何を伝えようとした歌なのか、そのヒントが見つかりそうです。

 

歌詞とMVに出てくるお祭り

アポトーシスの歌詞には、このような一節があります。

今宵も鐘が鳴る方角は お祭りの後みたいに鎮まり返ってる

なるべく遠くへ行こうと 私達は焦る

ここに「お祭り」という言葉が出てきます。

歌詞の中では、実際にお祭りが開催されたわけではなく、鎮まり返る様子の「例え」として登場します。

鎮まり返った鐘の鳴る方角は、「死」をイメージさせる表現です。

だから「なるべく遠くへ行こうと 私達は焦る」わけですね。

一方で、MVの方を見てみると、実際にお祭りが行われているシーンがあります!

こちらのMVの、4:52あたりからです。

また、5:48あたりから、おじいさん→おじさん→女性が一人ずつ映されます。

最後に、6:03あたりで、「お祭りの後の場所」で女性が一人だけ映っています。

ここから、二つのパターンが考えられました。

  1. おじいさん・おじさん・女性の三人は死んでしまったのではないか
  2. おじいさん一人が死んでしまったのではないか

ということです。

 

女性・おじさん・おじいさんは死んでしまった?

ここで、歌詞やMVに出てくる「お祭り」とは何なのか、考えてみます。

歌詞から考えると、「お祭りの後」=「死」を連想させる内容です。

つまり、MVの6:03あたりの鎮まり返った「お祭りの後」の場所に立つ女性は、死んでしまったことを暗に示しているのかもしれません。

5:48あたりからおじいさん・おじさん・女性が、一人ずつ、悲しそうな表情で順に映されます。

私としては、おじいさん・おじさん・女性は、死んでしまった人たちなのではないかと思います。

4:52あたりから映し出されるお祭りは、これから旅立つ人たちを幸せに送り出すお祭り、なのかもしれません。

 

おじいさん一人が死んでしまった?

別の考え方としては、おじいさんだけが死んでしまったのかもしれない、ということです。

4:52あたりからのお祭りのシーンを見てみましょう。

5:05あたりを見てみると、女性の後ろで、おじさん、おじいさんの二人が談笑しているのが見えます。

また5:23あたりからは、女性とおじいさんが二人で踊っていますね。

つまり、おじいさんは女性・おじさんと、それぞれ交流があったのでしょう。

そして、5:48あたりのおじいさん→おじさん→女性の映像では、それぞれが悲しい表情を浮かべています。

これは、おじいさんが死んでしまい、おじさん・女性が悲しんでいる、ということではないでしょうか。

そして6:03あたりの、笑顔の女性のソロシーンに移ります。

女性は笑顔で、おじいさんを送り出しているのかもしれません。

 

死が生を美しく輝かせる

では、このMVで描かれてきた楽しそうな日々は、何だったのでしょうか?

彼らがもう死んでしまった、もしくは死の間際にいるのだとすれば…。

MVの楽しそうな映像は、これまで生きてきた彼ら自身の楽しい思い出なのかもしれません。

つまり、走馬灯ですね!

MVでは、走馬灯を映す=避けられない死があることで、生が美しく素晴らしいことを表現しているのではないか、と考えられます!

「アポトーシス」という曲名は、そのままの意味でいくと、「死」を表す言葉です。

MVではその真逆で、楽しく美しい「生」を、ありのままに表現しています。

MVと曲名、それぞれ別の見方から、この歌詞の意味を引き立たせるものになっているのではないでしょうか!

 

オフィダンが演奏している場所は死後の世界?

ちなみに、MVでお祭りが行われている場所と、official髭男dismさんが演奏している場所は、同じ場所で、セットの台などもほぼ同じ位置にあります。

ただ、official髭男dismさんの演奏しているシーンは、飾りもなく、少し荒れていて、まさに「お祭りの後」のような演出です。

つまり、MVでお祭りを行っている場面は「生の世界」、official髭男dismさんが演奏している場面は「死後の世界」を表している、ような気もします。

「死後の世界から、戻ることのできない生の美しさを歌う」ということは、今を精一杯美しく生きてほしい、という思いも込められているのかもしれませんね。

 

オフィダンの新曲アポトーシスの撮影地は?

洞窟のような場所で、上から太陽の光が差している、なんとも美しい光景…。

新曲「アポトーシス」の撮影されたこの場所、とってもキレイですよね!

ここは、栃木県宇都宮市にある「大谷資料館」という場所です!

「大谷」は「オオヤ」と読み、「オオタニ」ではありません!

普段は採石場跡に作られた博物館として、周辺の地質や採石方法、また巨大採掘場跡の展示を行っています。

この巨大採掘場跡がとても美しく、これまでもたくさんの有名人やドラマ・映画などで撮影されているスポットですね!

コロナ禍ということでなかなかお出かけできませんが、収束した際にはぜひとも訪れたい絶景スポットです!

大谷資料館公式ホームページ:大谷資料館 – 大谷石の歴史と巨大地下空間 (oya909.co.jp)

 

まとめ

今回は、official髭男dismさんの新曲「アポトーシス」のMVについて、考察を交えて紹介してきました!

歌詞と歌声だけでも、その世界観が目に浮かぶようで、涙なしには聞けません。

MVに今回考察した内容がどれだけ込められているのかは分かりません。

ただ、曲名で「死」を、MVで「生」をイメージさせる構図は、「死があって、だからこそ生が美しい」というこの曲のメッセージに繋がるものになっていると感じました!

MVと合わせて、深く考えさせられる名曲なのではないでしょうか!

皆さんもぜひ、official髭男dismさんの音と世界観に、思いを馳せてみてくださいね!