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流星の絆の犯人はなぜ柏原刑事?傘で黒幕がわかった理由も紹介!

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今回の記事は、ドラマ「流星の絆」最終回のネタバレがふんだんに含まれますので、これから見たいという方は要注意です!

9月に入り、ほんの少しだけですが、暑さが和らいできた気がしますね!

今回は、ドラマ「流星の絆」の結末について、詳しく解説していきます!

2008年にTBS系列で放送されました本作。

平均視聴率は16.6%!最終回に至っては22.6%!

かなり人気があったことが分かりますね!

いつまでも記憶に残る名作であることは間違いありません!

ドラマ「流星の絆」は、2021年9月現在、定額動画配信サービスでは配信されておりませんが、とてもおすすめの作品です!

次に見るドラマを迷っている方には、特におすすめですよ!!

物語の序盤・中盤と、テンポ良くお話が続けられていきましたが、やはり1番の見どころは最終回間近。

有明兄妹の両親を殺害した犯人が柏原刑事と分かった瞬間は、本当に鳥肌ものでした!!

柏原刑事が犯人だと分かったきっかけは、「ビニール傘」でした。

今回は、柏原刑事が犯人であるワケ、なぜ犯人がわかったきっかけがビニール傘だったのか。

それらについて、詳しく解説していきます。

 

流星の絆の犯人はなぜ柏原刑事?

柏原刑事といえば、洋食店「アリアケ」の店主・有明幸博とその妻・有明塔子殺害事件を担当。

事件発覚の直後から現場に赴き、以降有明三兄妹を見守り、支えてくれた存在です。

そんな彼が夫婦を殺害した理由は、お金でした。

柏原刑事はお金が必要だった

14年前の当時、有明夫婦は借金を抱えており、その総額は400万円を超えるまでに膨れ上がっていました。

何とか集めた資金も、200万円までにしかなりません。

闇金などからも借金をしていた夫婦は、悩んだ結果、柏原刑事を頼ろうと思いつきます。

柏原刑事は洋食屋「アリアケ」の馴染みの客だったのです。

刑事であれば、闇金業者にも顔が利き、借金返済を待ってもらえるよう交渉してもらえると、有明夫妻は思ったのです。

そうして獅子座流星群の夜、彼は夫婦に呼び出されます。

彼は夫婦から事情を聞き、200万円を受け取ります。

しかしその直後、柏原刑事は突然、そのお金を自分に貸してくれないか、と有明夫婦に頼んだのです。

柏原刑事は当時、病気に苦しむ息子がおり、その手術代としてお金が必要でした。

 

有明夫婦殺害の経緯

しかし、そんな柏原刑事の頼みを聞くわけにはいかない有明夫婦。

取っ組み合いの争いの末、柏原刑事は有明幸博、立て続けに有明塔子を殺害。

200万円を手にし、一目散に洋食屋「アリアケ」から逃走。

その後、110番の連絡を受け、何食わぬ顔で犯行現場に現れたのでした。

ドラマ序盤から、有明兄妹を見守り続けてきた柏原刑事が、たったの200万円のために有明兄妹の両親を殺害したこと…。

悪魔の所業が暴かれた瞬間は、鳥肌が立ち、背筋が凍る思いでしたね…。

 

流星の絆の黒幕が傘で分かった理由は?

流星の絆の黒幕が傘で分かった理由は、以下の二点です。

  • 洋食屋「アリアケ」に残されたビニール傘の指紋が拭き取られていたため
  • 戸神政行が保管していたビニール傘の持ち手に不自然な傷があったため

 

戸神政行のビニール傘

柏原刑事が犯人かもしれないと最初に気付いたのは、有明功一です。

きっかけは、ドラマ最終回の、戸神家での会話から。

それまでのお話から、戸神政行は、アリアケ殺人事件の犯人の疑いがかけられていました。

柏原刑事の協力のもと、戸神政行を問い詰める有明三兄妹。

そして彼が話し始めた内容は、予想を覆すものでした。

  1. 自分が犯人ではないこと
  2. 自分がレシピを買取りに洋食屋「アリアケ」に行った時には、有明夫婦はすでに死んでいたこと
  3. 洋食屋「アリアケ」に到着する直前、犯人らしき人物(=柏原刑事)が「アリアケ」に入っていき、出ていくところを見たこと
  4. その人物は、ビニール傘を持っていたのに、出る時には持っていなかったこと
  5. 戸神は自分の持ってきたビニール傘と、犯人らしき人物が置いていったビニール傘を、取り違えてきてしまったこと
  6. 証拠として、あの日間違えて持って帰ってしまったビニール傘を、今でも大切に保管していること

戸神政行はあの獅子座流星群の夜、有明夫妻からハヤシライスのレシピを50万円で買い取る約束をしていたため、「アリアケ」を訪れたんですね。

ここで出てくるのが、「ビニール傘」です。

戸神は持ってきた傘を、犯人らしき人物(=柏原刑事)が持ってきた傘と、取り違えて持って帰ってきました。

つまり、事件現場に残されていたのは、戸神の傘なんです。

なのに、戸神のビニール傘に付いているはずの戸神の指紋が、綺麗に拭き取られていたのです。

戸神は、「アリアケ」に置いていった傘に自分の指紋がついていることを知っていました

そのため、警察が自分の元へ来た時に、自分の無実を主張するため、自分が取り違えたビニール傘を、大切に保管していたのでした。

しかし、何者かに傘の指紋が拭き取られたため、警察が戸神を訪れることはありませんでした。

 

傘で犯人が分かった理由

一体誰が、ビニール傘の指紋を消したのか…。

そんなことができるのは、現場にいち早く駆けつけた警察の人間だけです。

また、戸神が大切に保管していた犯人らしき人物のビニール傘には、ある特徴がありました。

持ち手の部分に、不自然な傷がついていたのです。

それを見た有明功一は、思い出したのです。

傘の持ち手側を地面に向け、ゴルフのスイング練習をしていた、柏原刑事の姿…!

柏原刑事が「アリアケ」に残された戸神の傘の指紋を拭き取ったのは、警察として再びそこを訪れた時。

そこに残された傘を、自分の忘れた傘だと勘違いしたため、指紋を消したのでした。

  • 洋食屋「アリアケ」に残されたビニール傘の指紋が消されていたため
  • 戸神政行が保管していたビニール傘の持ち手に不自然な傷があったため

この二点で、有明功一は、柏原刑事が犯人だと気づくことができたんですね。

 

まとめ

今回は、ドラマ版「流星の絆」について、柏原刑事の犯行の動機と、発覚のきっかけとなったビニール傘について、解説してきました!

一話一話がおもしろおかしく作られつつも、14年前の夫婦殺害事件の真相にジリジリと近づく緊張感。

そして最終話での伏線回収の連続!

主演の二宮和也さん、錦戸亮さん、戸田恵梨香さんの好演もあり、本当に良いドラマでしたね!

皆さん「流星の絆」の分からないポイントなどありましたら、お知らせいただければと思います!